今月、親族の法事があるためコロナ禍の中、急遽日本へ一時帰国することになりました。
そこで立ちはだかった壁が「夫(英国人)のビザ問題」でした。
現在、日本国では外国籍の方はビザ無しでの入国は認められていません。
日本国籍を持っていない方は必ず、何かしらのビザ(査証)を取得する必要がございます。
現にわたしの夫(イギリス国籍)も今まで、日本へ行く際にはビザなしでいつも入国していましたが、今回は親族訪問用の短期滞在ビザの申請をしなければなりませんでした。
参考
短期滞在ビザの取得方法や必要な申請書類はこちらの記事にまとめてあります
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コロナ禍 | 短期滞在ビザ(親族訪問)の期間、申請書類、発行まで
続きを見る
さらに、外国人の方が日本へ入国をする際には、有効なビザ(査証)に加え
出発前72時間以内にCOVID-19の検査を受け、陰性結果の証明書を提示しなければなりません。
ここで気を付けなければならないことが、検査証明書は所定のフォーマットを使用しなければ(条件付きで例外もあり)ならないということです。
必要とされている情報が欠けていたり、記載内容に漏れがあったりすると入国できない場合がありますので、十分にお気をつけください。
以下に、検査証明書にはどのような情報が必要なのか、検査前に確認しなければならないことは何なのかをまとめてみましたので、これから日本へ渡航を予定している方の参考になれば嬉しいです。
こんな方におすすめ
- 外国人の配偶者と近々日本へ一緒に渡航する予定
- 検査証明書にはどんな情報が必要なのか知りたい
- コロナの検査証明書ってどこでもらえるのか知りたい
- 検査証明書の表記は他の言語でも受理してくれるのか知りたい
- 日本国籍を持つ人も受けた方がいいのか知りたい
Contents
コロナ陰性の検査証明書の形式は2通りある
日本入国時は、紙媒体での検査証明書の提出が必須です。
検査は出国前の72時間以内に必ず行う必要があります。
また、陰性を証明する検査証明書の形式は2通りあります。
コロナ検査証明書の所定のフォーマット
基本的には、この所定のフォーマットを使用するように外務省は呼びかけています。
コロナ検査証明書はコチラをクリックすれば自動的にダウンロードされます。(Word ドキュメント)
こちらのフォーマットに現地医療機関が記入し、医師による署名(サイン)または押印が必要となります。
任意のフォーマット
任意のフォーマットで提出することも可能です。
ですが、任意のフォーマットで提出する場合は以下の必要事項のすべてが英語で記載されている必要があります。
個人情報
- 氏名
- パスポート番号
- 国籍
- 生年月日
- 性別
が記入済みであること
COVID-19の検査証明内容
- 検査手法は何だったか(所定のフォーマットに記載の採取検体、検査法に限る)
- 検査結果はどうだったか
- 検体採取日時はいつか
- 検査結果決定年月日はいつか
- 検査証明交付年月日はいつか
が記入されていること
医療機関等の情報
- 医療機関名または医師名
- 医療機関の住所
- 医療機関印影または医師の署名
が記入済みであること
結果:任意でも所定フォーマットでも必要な情報は変わりない
任意であっても、日本入国の際に必要な情報は所定フォームと同じなので、
検査するときに所定のフォームをダウンロード&印刷して持ち込むのが一番確実だと思います。
コロナ検査証明書はどこで手に入る?
出国前検査で必要な所定のフォームは、ビザが発行され、領事館または大使館まで直接取りに行った際に、検査証明書を手渡しされます。
あるいはこちらからも所定のフォーマットを事前にダウンロードすることができます(見本付き)
検査証明書の表記
陰性を示す検査証明書の表記は必ず英語でなければなりません。
例でいえば、私たち夫婦は現在ドイツ在住なので、
ドイツで通常通りPCR検査を受けると、検査証明書の表記はすべてドイツ語です。
ですのでこのままでは、日本入国の際にこの証明書を見せても入国を断られる可能性があります。
ですので、私たちがどうしたかというと、検査を受ける予定の機関(検査場)に直接問い合わせ、この所定のフォームに医師による記入をしてくれるかどうかを確認する必要があります。
英語圏外にお住いの方は、ここが非常にネックになってきますので、
事前に機関または医師に問い合わせておくといいでしょう。
母国語のみで記載され、英語による記載がない場合は入国を拒否される可能性がありますのでご注意ください!
出国前72時間以内っていつ検査を受ければいいの?
新型コロナウィルス検査証明書は、検体採取日時がお住いの国または滞在国からの出国搭乗予定便出発予定時刻の72時間以内に取得するようにと言われています。
ここで気を付けてほしいのが、渡航予定が週末(土日)の場合です。
なぜなら検査機関(検査場)によっては土・日など週末しまってしまうことがあり、希望している日に検査結果がもらえない可能性があるからです。
ですので、そのようなことがないよう、やはり直接機関等に問い合わせてみた方が良いです。
記入漏れに注意!
所定フォーマットを用いていても、「採取検体」欄や「検査法」欄にチェックがなかった場合は入国拒否される可能性がありますので、記入漏れにはくれぐれもご注意ください。
検査証明は紙媒体のみ受け付けてくれる
所定フォーマット,任意フォーマットのどちらも持ち合わせていなくて、現地で医療機関から検査結果が本文に記載されたメールのみを持っている場合なども入国拒否の対象となる可能性があります。
スマートフォン等による提示では、受け付けてもらえない可能性がありますので、必ず入国の際は紙媒体で提出しましょう。
日本に到着後、検査証明書を誰に渡せばいいの?
検査証明書は、日本に到着してから、原本又はそのコピーを、入国審査官に対し提出してください。
場合によっては、出国時や航空会社の職員等からも検査証明書の提示を求められることがありますので、その場合はすぐに提示できるように準備しておくといいでしょう。
今住んでいる国で無症状の方への検査を行っていない場合はどうしたらいい?
お住まいの国で、無症状の方への検査を行わない方針をとっている場合には、お手数ですが検査結果を入手できる国・地域に一旦赴き、そこで出国(搭乗予定航空便の出発時刻)前72時間以内に検査を受けて「陰性」であることを証明する検査証明を取得してください。
ということなので、近くに検査結果を入手できることがなければ、できるところまで行って検査結果を取得する必要があります。
そうなると、日本への帰国予定も変更しなければならない等、計画がずれてきますので、最寄りの機関が無症状の方に向けて検査を行っているのかどうかを事前に確認されることをおすすめします。
ちなみに私たちが住む最寄りのウォークインの検査場は、無症状の場合は一人75€で検査を受けることができます。検査予約は不要とのことでしたが、所定のフォームに記入してもらう必要があるので、直接メールをしたところ、返答は「おそらく、大丈夫」だとのことでした。
どうなるのか。結果はまた後日アップしますね!
日本人は出国前検査は受けなくていいの?
日本国籍を有する方そして特別永住者の方は日本帰国/再入国にあたり、「出国前検査証明」はする必要はございません。
ですがどこかで経由して日本へ行く場合は、航空会社によっては「日本国籍を持つ人は出国前検査はしなくていい」という旨を知らなく、搭乗を拒否または確認のためしばらく待たされることがたまにあるようなので、その際には、現地の日本大使館(領事館)の公式HPにその旨が記載されている内容を確認資料としてすぐ差し出せられるようにブックマークに入れておくなどしておくと便利かもしれません。
わたしたちも今回ブレーメン→アムステルダム→成田空港というように経由して日本へ向かいますので、ドイツで聞かれた場合は在ドイツ大使館によるこちらのページを、そして経由地のオランダで聞かれた場合は、こちらのページを提示しようと既にブックマークしてあります。
まとめ
陰性証明書を取得するには気を付けなければならないことがたくさんあるのをご理解いただけたでしょうか。。
コロナの陰性証明書を取得するには以下の点に気を付けましょう!
- 医療機関・医師に所定のフォームに記入してもらうこと
- フォーマットは必ず英語表記であること
- お住いの国または滞在している国を出国する前の72時間以内に検査を受けること
- 検査証明書はデータではなく、紙媒体のものを持って入国すること
- 日本国籍を持つ方は出国前検査を受けなくていいが、何か聞かれたらすぐ答えられるように管轄の大使館のウェブサイトをチェックしておくこと
以上、外国籍の方が日本へ入国する際に提出する必要がある、「COVID-19に関する検査証明」についてまとめてみました。
地域や国によって、対応も変わってくると思いますが、ビザを申請&取得してやっと日本へ行けたのに、書類不備でとんぼ返りだけは絶対に避けたいところです。
ですので、検査を受ける前に最寄りの医療機関に相談して所定のフォームで期限内に検査結果がもらえるかどうかを必ず確認するようにしてください。
無事に日本へ入国できることを願って…
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