北ドイツ・ブレーメン在住3年目の私がおすすめする観光スポット7選をご紹介します。
ハノーファーやハンブルクからも電車でアクセスしやすいメルヘンでかわいい小さな都市、ブレーメンに立ち寄ってみてはいかがでしょうか?
ドイツの州の中でも一番小さい州であるブレーメンは日帰り旅行にもぴったりの観光都市です。
こんな方におすすめ
- ブレーメンのおすすめ観光スポットを知りたい
- 北ドイツ(ハンブルク・ハノーファー等)に近々旅行予定だ
- あまり日本人がいかない穴場都市へ行ってみたい
Contents
日帰りで&徒歩で周れるブレーメンのおすすめ観光スポット7選
基本的にブレーメンの見どころは、旧市街のマルクト広場周辺に集中してあります。
これからご紹介するスポットは公共交通機関を使わずにすべて徒歩でまわることができます!
世界遺産の市庁舎
まずはブレーメンの中心、マルクト広場からスタート
この広場で一際目立つ建造物が市庁舎(Bremer Rathaus)です。
この市庁舎は世界遺産にも登録されていて、1405年から1409年にかけて建てられたとても歴史のある市庁舎です。


昼間も美しいですが、夜のライトアップもなかなか豪華です♪
毎年9月にあるFreimarkt Bremenというブレーメンのお祭りやクリスマスの時期に開催されるクリスマスマーケット(Weihnachtsmarkt)が開かれたくさんの出店と人で毎年賑わいます。

クリスマスマーケットの様子
ローランド像
市庁舎の前にある大きい男の人の像、その名も「ローランド像(Bremer Roland)」。
全長5.5メートルあり、当初は木造でしたが、市庁舎と同年1404年に再建されました。
中世に建てられた像の中では、ドイツ最大の自立式彫像とのこと。
是非ローランドさんを見つけたら、彼がどの方向を向いているかも気にして見てください。
ローランドさんは目の前にある、大聖堂の方向を見て立っているんです。
彼は大聖堂を見つめながらブレーメンを、そして市民を守っているのです。
『この像が見守り続けるかぎり、ブレーメンの自由と独立は守られる』
そうブレーメンでは言い伝えられてきました。
コロナ禍で大変な中ですが、これからもブレーメンをぜひ守り続けてほしいです
聖ペトリ大聖堂
あの「ローランド像」が見つめている教会、それがこちらの「聖ペトリ大聖堂」(St. Petri Dom Bremen)です
2つ塔があって迫力があります。
この大聖堂、最初に建てられたのは10世紀だとか。第二次世界大戦で建物の3割ほど崩壊してしまったようですが、度重なる改修により今日の姿となりました。
教会内には無料で入ることができます。

聖ペトリ大聖堂の中の様子
教会内も広々としていて、とても素敵です。
赤い天井に目がいきます。この日はたまたま歌の練習が行われていて、とても心清まる歌声に癒されながら教会を後にしました。
中の様子を見たい方はこちらより聖ペトリ大聖堂のパノラマツアーが閲覧できます(無料)
ブレーメンの音楽隊像
日本人であればブレーメンといったらやはり「ブレーメンの音楽隊」(Die Bremer Stadtmusikanten)が頭に思い浮かぶと思います
ブレーメン目指していた動物たちですが、ここブレーメンにはその音楽隊の像があります。

実はこれには言い伝えがあってロバの足を触りながらお願いごとをすると叶うそうです
なのでいつもこの像のまわりにはたくさんの観光客が集まり、みんなロバの足をさすって願掛けしています

ちなみに在住者の筆者がおすすめする時間帯は夜です。
暗くなってから行くと、絶妙な角度でライトがあたり、音楽隊の像の影が横に現れるんです!
まるであの物語を実際に見ているような気分になります。
スポットライトが当たって昼間とはまた雰囲気がガラリと変わります。
夜行く機会があればぜひ見にいってみてください
シュノア地区
市庁舎、ローランド像、ブレーメンの音楽隊像があるマルクト広場からすこし離れたところにあるエリア、「シュノア地区」(Schnoor)にはカラフルで小さくてかわいい建物がずらりと並んでいます
この地区は大戦での災害を幸い免れたようで、ブレーメンの最古の住宅街とされています。
シュノア地区には人一人がやっと通れるくらいのせまい路地がいくつかあります。
この通りを歩くと毎回探検している気分になります♪
もともと職人街だったこともあって、手工芸品を扱うお店がたくさんあり、陶器類やアクセサリー、ギャラリーなどもあります。
少し疲れた際には、小さくてかわいいカフェやレストランがいくつかありますのでそこで一息するのもいいと思います☆
観光客が多く集うシュノア地区にはお土産屋さんもありますので、ぜひ立ち寄ってみてください
おすすめカフェ・レストラン
ケーキがおいしい:Cafe Tölke
シュノア地区限定のビールが飲める:Gaststätte Kleiner Olymp
ブレーメンのご当地グルメ「Bremer Knipp」が食べられる:Gasthof zum Kaiser Friedrich
べトヒャー通り
場所は少し変わって、マルクト広場の方へ戻ります。
市庁舎の目の前にある細道を抜けていくと、また雰囲気の違った通りに出てきます。
こちらがブレーメンで一番人気の通り「べトヒャー通り」(Böttcherstraße)です
わたしはここを「ハリーポッターストリート」と呼んでいます。笑
ほんの100メートル前後の通りですが、入った瞬間中世にタイムスリップしたかのような気分になります。
私レンガ造りのお家とか建物がすごいタイプで、もう見た瞬間「胸がキュンキュン」でした笑
この通りは中世の街並みを再現しようと20世紀に商人によって再建され、おしゃれなレストランやお店、美術館などが並んで建っています。
この通りで絶対に見てほしいものが、仕掛け時計のグロッケンシュピールです

真ん中の塔が動くようになっている仕掛け時計
この時計は12時から18時の毎時に屋根と屋根の間にある30個の鐘が鳴ります。
その音に合わせて時計横の塔の一部がくるくると回り、大航海時代の板絵が見られる仕掛けになっています。
せっかくですから、是非タイミングをあわせてべトヒャー通りに訪れてみてください。
ちなみにこの建物の1階にはツーリストインフォメーションがあります。
そこでおすすめの観光スポットが載っているブレーメンの地図を無料でもらうことができます。
また、店内ではオリジナルブレーメングッズも販売しているので、お土産の買いものも同時に済ませることができます。
ヴェーザー川沿いの遊歩道:シュラハテ
最後に、私がおすすめするスポットはヴェーザー川にある遊歩道「シュラハテ」(Schlachte)です。
この川沿いには多数のレストランが軒を並べ、夏場にはビアガーデンのテントがたち並びます。
泊められている船の中には、船に泊まれるホテルがあったり、下の写真のように、船のレストランもあります。
ちなみにここは、パンケーキ屋さんです!
何十種類ものパンケーキがあり、お値段もリーズナブルでおいしく頂けるのでおすすめです。
橋をこえたところには、ヴェーザー川の観光船も出ていますよ。
そのまま上流を30分ほど歩くと、ヴェーダ―ブレーメンのスタジアムにも行けますので、
天気がいい日にはそちらのほうまで足を伸ばしてみてはいかがでしょうか♪
街中を歩きながら隠れ音楽隊を見つけよう!
ブレーメンといえば、グリム童話で有名な「ブレーメンの音楽隊」!
ブレーメン市内にはその「音楽隊」をあらゆるところで見つけることができます

電車の座席で見つけた音楽隊
これはブレーメン内を走る、路面電車の座席で発見しました。
音楽隊はマルクト広場のこんなところにも!
そしてカラフルな音楽隊の像も広場の近くにもあります
先ほどご紹介したシュノア地区にも!
このほかにもたくさんいろんなところで音楽隊を見つけることができますよ♪
あのネズミランドでミッキーを探している気分で街中を楽しく探検できます!
ぜひ、ブレーメンに足を運ばれた際には、ブレーメンの音楽隊も見つけてみてくださいね~!
まとめ
- 市庁舎
- ローランド像
- 聖ペトリ大聖堂
- シュノア地区
- べトヒャー通り
- シュラハテ
- 隠れ音楽隊について
コンパクトに観光スポットが集まっている北ドイツ・ブレーメン。
すべて徒歩で周ることができるので、日帰り旅行にもおすすめです。
あの音楽隊をも夢見たブレーメンにぜひ足を運んでみてください♪
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