先日3月21日土曜日に一週間ぶりに家を出て買い物へいった際に見た、
ブレーメンの街中&スーパーマーケット内の様子について書きたいと思います。
ドイツでは日に日に感染者が増し先週は約3000人だったのに対し、今や約25000人まで拡大してしまいました。(3月時点)
注意ポイント
2020年11月20日:現在の感染者は一日約15000人、全体で約93万人。
3月20日からバイエルン州をはじめ、いくつかの州が外出禁止令を既に出されていますが、
ブレーメン州も含めドイツ全州が近いうちに本格的に外出禁止になる可能性がでてきたため一昨日、夫と一緒にスーパーマーケットへ買出しに行ってきました。
そこでスーパーへ向かう際に通った街の現在とスーパー内の様子をまとめてみました。
Contents
ブレーメンの現在の街の様子
シュラハテ(Schlachte)
観光客から地元客でいつもはたくさんの人で賑わうヴェーザー川沿いの遊歩道、
シュラハテ(Schlachte)です。
週末は多くの人が川沿いを散歩しているのですが、
この日は両手で数えられるくらいの人しかいませんでした。
土曜日で晴天の日にここまでガラガラのシュラハテを見たのは初めてです。
べトヒャー通り(Böttcherstraße)
ここはブレーメンの人気の観光スポット。
わたしは「ハリーポッター通り」と呼んでいます。(全くハリーポッターとは関係ありません)
お土産屋やレストラン、美術館、ホテルがこの通り沿いにあるため、週末はかなり混み合いますが、このように現在は人っ子一人いません。
お店はどこも閉まっており、閑散としていました。
またこの通りには仕掛け時計のグロッケンシュピール(Glockenspiel)があり、
12時から18時の間、3時間ごとに30個の鐘と共に大航海時代の板絵が見られるため、
その時間には多くの観光客が時計前に建ち、今か今かと待ち構えているのですが、
写真のように待ち伏せる人も誰一人居ません。
市庁舎(Bremer Rathaus)
いやー。びっくり。5人しかいませんでした(笑)
ブレーメンでもマスクをしている方をちらほら見かけるようになりました。
そして奥には警察の車が数台見えます。
ブレーメン警察は今の段階では厳重に取り締まっている様子はありませんでしたが、
巡回をしながら、外出している方にできるだけ家に居るように注意喚起しているようです。
ブレーメンの音楽隊(Die Bremer Stadtmusikanten)
ブレーメンといったら「ブレーメンの音楽隊」。
ブレーメンには市庁舎の横に音楽隊の像があるのですが、
この日見にいくと、ロバさんがマスクを着用していましたw
ロバの首にはドイツ語で「ソーシャルディスタンス(人ごみを避ける、人との接触をできるだけ控えるという意)」を呼びかけていました。
ロバの足を触りながらお願いごとをすると叶うという言い伝えがあり、
この像の周りにはいつも願掛けをしようとたくさんの観光客が集まりますが、
さすがにこのご時世、マスクをしているロバを触ろうとする人はだれも居ませんでした(笑)
ロバ用につくられた横に長いマスクを見てちょっと笑ってしまいましたが、これも市民に対する注意喚起のため。外出の際の人や物の接触は必要最低限にしましょう。
スーパーマーケットの様子
3月21日にブレーメンの旧市街(Altstadt)にあるEdeka、Reweに行った時の様子です。
パン
食パンは十分にありましたが、ホットドックやロールパンなど密封されたパックは売り切れていました。
パスタ
パスタはすべて売り切れというわけではなく、
安いパスタは売り切れているという印象でした。
ちょっと高めのパスタであればまだ在庫はありましたし、
マカロニやペンネ等のショートパスタよりロングパスタのスパゲティの方が売れている様子でした。
写真奥はパスタソースの棚ですが、Brillaのパスタソースもまだいくつかありました。
▼26日に再来したらパスタが入荷されていました!
昨日のEdeka
パスタが戻ってきた🤣👍 pic.twitter.com/xgps2a1xP6— Miakat@ドイツ🇩🇪に行ったのはどいつだ? (@MynameisMiakat) 2020年3月26日
牛乳
Reweの牛乳コーナーはこんな感じ。
まだいくつかあるものの、
やはり牛乳もパスタ同様一番安いブランドが売り切れといった感じです。
BIOの牛乳などはまだ在庫がありました。
このあとにEdekaへ行ったのですが、在庫が十分にあり問題なく購入できました。
各スーパーの入荷状況によると思いますので、一店舗であきらめずお近くの他店舗に行けば売られている可能性は高いと思います。
トイレットペーパー
Edeka、Reweどちらともトイレットペーパーは売り切れでした。
世界中でトイレットペーパーの買い占めが起きていますが、
最近は暴力沙汰になり、警察沙汰になることもまれではありません。
トイレットペーパーで喧嘩になるこのご時世・・・。
早く収束してほしいものです。
注意ポイント
2020年11月23日:再度ロックダウンになったもののトイレットペーパーはかなりの在庫があり、トイレットペーパー難民は消えた模様。
キッチンペーパー
トイレットペーパーの代用品として売れているのがキッチンペーパーですが、キッチンペーパーは入荷したばかりだったからでしょうが大量にありました。
キッチンペーパーを半分に切ってトイレットペーパーとして使用するようですが、
それでトイレは詰まったりはしないのでしょうか?(笑)
粉もの
自宅待機+暇=パン職人大量発生中
ということで、小麦粉を含む粉ものもほぼ売り切れでした。
それ以外の商品
そのほか野菜やお肉、缶詰などは通常通り問題なく購入できました。
店内の様子
買い占めする人でごった返ししてるかと思ったのですが、店内はどこもガラガラでした。
自宅待機を遵守している方が多いこともそうですが、買出しの際は車を使って大型スーパーへ行き一気に済ませてしまうことが多いのかなぁと思います。
▼レジ付近には一定の距離を保つように床にテープが張られてありました。
また会計時には接触を避けるためできるだけ「クレジットカード」を使うように呼びかけられています。レジスタッフも感染予防のため手袋を装着し、マスクを着用している方もいらっしゃいました。
まとめ
もともとブレーメンにはブレーメン外からの通勤者・通学者が多いこともあり、
自宅待機になったことで街中で見かける人数がグッと減りました。
それに加え観光客も居なくなりましたから、街が一瞬でゴーストタウンになってしまいました。
昨日3月22日にはメルケル首相より新たな防疫対策が発表されました。
ドイツ国内では3人以上の集会が禁止、
そして家の中であってもグループによるパーティーは禁止とのこと。
飲食店は配達サービスや持ち帰り以外はすべて閉鎖。
美容室やマッサージ、タトゥーなどの店舗も避けられない店舗も閉鎖されます。
適用期間は最短2週間とのことなので、感染状況が悪化すれば適用期間も長くなるとのことです。
また会見後のメルケル首相も金曜日に接触した医者が陽性反応だったために、2週間自宅隔離となりました。
注意ポイント
2020年11月23日:11月1日から再度ロックダウンが実施され、現在も飲食店は持ち帰りのみOK、店内、中心街でのマスク着用義務、美容室やマッサージ、タトゥーなどの店舗も避けられない店舗も閉鎖されています。
3月も終わりに近づき、ドイツもだんだんと春が感じられるようになってきました。
日照時間も長くなり、天気が良い日も続いていますので外出したくなりますよね…。
私はここ一週間超一歩も外へ出ずずっとひきこもりだったので、
一昨日久しぶりに外出したときは新鮮な空気が吸えてそれだけで幸せでした。
今のところドイツでは買い物や屋外での新鮮な空気を吸うための運動は引き続き認められています。人との距離を2m保ち、なるべく物に触れないようにしながら少し外に空気を吸いに行くなどして健康管理にも気を付けたいところです。
これからどうなってしまうかわからない状況ですが、一刻も早く平穏な日常、そして私の大好きな旅行もまた自由にできる日々が早く戻って来ますように。
それではみなさん、Bleibt gesund!
Miakat Follow @MynameisMiakat