私の夫は母国のイギリスよりも今住んでいるドイツよりも日本の方が好きというくらいの日本好き。
そこで今日は彼が思う日本の魅力と、反対に日本のここは残念だと思う点をランキング形式にしてまとめてみました!
Contents
日本の好きなところTOP5
5位 日本人は親切で礼儀正しい
旦那にとって初めての日本旅行。
初めて乗ったバスの中でこんなことがあったそうです。
彼がバスに乗車し発車を待っているところ、
バス停前に居た外国人観光客らが運転手に道を尋ねてきました。
観光客たちは英語で質問したようですが、
英語が話せない運転手さんもどこへ行きたいのかがなんとなくわかったようで、
一旦バスを降り観光客を連れて少し先まで道案内をしていたそうです。
そのあと少し遅れて戻ってきた運転手に対して文句を言う乗客も誰一人居なかったとのこと。
それを見た夫は日本人のやさしさ・親切さに感動したようです。
確かにここドイツやイギリスでも「道を尋ねる」ことはできてもバスを一旦降りて道を案内してくれる人はそうそう居ないでしょう。
「英語」をうまく話せなくても「何に困っているのか」を知る努力をする、そして「どうにかして助けたいという気持ち」はとても大切ですよね。
4位 日本はマジで安全
夫はいつも日本は世界一安全な国だと言っています。
確かに日本で一番人口密度が高い東京でも今まで身の危険を感じたことはほとんどありません。
反対にここドイツでは犯罪率が高い地域も多く、外に出る度に常に最悪の状況を考えながら歩いている自分がいます。
常にかばんが閉まっているか、ポケットには何も入っていないか、怪しい人が周りにいないか警戒しながら外出しなければならないので、必然的に服装もなるべく目立たないようにティシャツ、ジーパン、スニーカーになり、おしゃれの「お」の字もない格好に(笑)
高級バッグなんて怖くて持ち歩けません。ヒールも履くと逆に浮くので履きません。
更に夫は日本とヨーロッパのホームレスの違いについてもこう言っていました。
日本のホームレスはみんないいひと。彼らはお金をねだることもなく自分でなんとかして生きようと努力している。ヨーロッパにいるホームレスの方たちは割と質の悪い人が多い。
赤の他人のこどもの写真を見せてお金を稼ごうとする女性グループ、弱っている犬を隣に置いてねだるグループ(犬はそのまま、人は数時間毎に変わる)、道端に立ちキャッチかのようにしつこくお金を求めてくる人たち。その際にスリをする人も多い。
夫はいつも一時帰国したときに入るカフェやレストランで、一人客がパソコンやバッグをテーブルに置いたままでお手洗いに向かう様子を見て「あぁ。日本に帰ってきたぁ。」とほっとするそうです(笑)
3位 移動がしやすい
日本は公共交通機関が充実しているので移動がとっても楽!
彼の地元(北イギリスの田舎)では電車が遅れることは当たり前だし、本数も多くないので必然的に車がないと生きていけません。
ドイツは割と時間どおりに発車しますが、ゴミが床に落ちていたり、靴を履いたまま座席に足を伸ばす人も多いので車内が汚いことも多々。
日本の電車は、かならず時間通りに来るし車内も綺麗。電車内で大きな声で電話もする人もいなければ、無駄に場所をとる人も居ないのでストレスフリーで乗れます(ラッシュアワー時を除いて)
また日本では改札ゲートが設けられているので、無賃乗車する人も少ないです。
特に東京は地下鉄も充実し、本数も多いので基本移動手段は電車です。タクシーや車を出してもらう必要がなくほとんどの場所が駅から徒歩またはバスを使って行くことができるのでとても楽に移動できます。
2位 食べものがおいしすぎる
最初に言っておくと、私の夫は魚嫌いです。なので日本でも魚は食べません。
それでは魚を除いてどんな日本食が好きなのかというとコチラ
・ラーメン:家系 or 博多ラーメン
・焼き鳥:鳥貴族大好き ・肉まん:コンビニの肉まん大好き
・カレー:ココ壱カレー ・牛丼:松屋の牛丼大盛
・ステーキ丼:レッドロックのステーキ丼
・しゃぶしゃぶ
・焼肉
・コンビニ弁当:セブンイレブンのとろーりチーズのハンバーグカレードリア
はい。全部肉です。(笑)
味がおいしいだけでなく、安くてさくっと食べられるところが多い。水も無料でもらえるし、なにしろチップを払わなくていい。会計を券売機で事前に済ませられるシステムがドイツにもあったらいいのに。
とのことです。
ちなみに私が日本へ一時帰国した際に食べたいものはコチラです。
1位 とにかく便利
日本はまるで夢の国!なんでもあるし、いつでも行ける。日本最高!
コンビニがあり、カラオケがあり、ゲームセンターがあり、マンガ喫茶があり、飲食店があり、デパートがあり、自動販売機があり、いつでもどこでも行きたいところに行ける、食べたいときに食べられる、飲みたいときに飲めるって素晴らしいことです。
その裏では睡眠時間を削って必死に働いている人がたくさん居るのですが・・・
私が住んでいる地域は24時間営業している店舗なんて一切ないし、日曜日はどこも閉まってしまうのでゴーストタウン状態。外に出ても立ち寄れるところがないので結局家にひきこもることが多いです。
欧州にもコンビニはあるけど、高いことが多いしお弁当も売っていない。
カラオケはスナックバーだし、マンガ喫茶なぞ皆無。
飲食店はあるけど、日本ほど軒を並べることはない。
自動販売機は防犯上置いてないことがおおい。
そう考えると日本って本当になんでもできちゃうすごい国。
家に帰らなくてもなんでも手に入る。(笑)
ということで「便利さ」が夫が母国より日本を愛する理由ナンバーワンでした!
日本の残念なところTOP5
5位 プラスチック使い過ぎ
レジ袋が段々と有料化してきた日本ですが、
欧州と比べればプラスチック発生量はまだまだ多いです。
特にコンビニはお弁当や容器、フォーク、スプーン、ストローなどまだまだプラスチックだらけ。
この間旦那の友人が驚いていたのが、おせんべいの「ばかうけ」を開封したとき。
何に驚いたかというと、袋を開けたらおせんべいが入っていると思っていたのに、おせんべいが一つずつ小袋に入っていたこと。
なんでこんな食べづらいことするんだ!プラスチックの無駄遣いだ!
と言っていました(笑)
ドイツはエコ意識が非常に高いためレジ袋は有料ですし、有料のビニール袋も非常に薄い(すぐ穴が開いてしまうのでためにイライラする)タイプのものです。
ドイツに住んでから日本のプラスチックゴミに対する意識の低さを身に染みて感じています。日本も欧州にならってプラスチック発生量を抑える対策をすぐにでも施してほしいところです。
4位 賃貸アパートの窓
以前都内で、賃貸アパートに住んでいました。
築年数は30年ほど、最寄り駅から徒歩9分で賃料は11万円。間取りは1K。
内装は綺麗でしたが、住んでみて旦那がどうしても気にいらない点がありました。
それは、窓です。
イギリスの窓は基本、二重窓。内窓があって外から冷たい冷気が入ってきません。
そして近年のドイツの窓はトリプルグレージングと呼ばれる三重の窓が取り入れられています。
それに比べて、日本の賃貸アパートの窓は基本シングルグレージング。。
ドイツの窓と比べると雲泥の差があるのです。
今住んでいる家は三重窓で断熱性が高く、真冬でもTシャツで過ごせます。
防音にもなるので、外の騒音が気になりません。
都内の賃貸アパートに住んでいたときは雨が降った時、窓の周りが濡れてカーテンがびしょびしょになったり、そこからカビが生えてしまったりして大変でした。
何しろ冬はつめたーい冷気が中に入ってきて、中でも厚手のトレーナーとスウェットパンツ、靴下を履いてすごさなければならず、常に暖房&ホットカーペットON。
日本でもトリプルグレージングは存在しますが、今のところ注文住宅などで特注した場合に着けられることが多いようです。トリプルとまでは言いませんが、賃貸でもダブルグレージングを取り入れてほしいところです。
3位 フルーツ全般が高い
私自身は果物を毎日食べる習慣がなかったので気にしなかったのですが、夫はフルーツ大好き。
残念なことに、日本のフルーツは他国と比べるとかなり高いです。
貧しい家庭から生まれた私。
あぁーだからフルーツを食べて育ってこなかったのかと納得(笑)
ドイツではりんご6個入りのパックが1€くらいで買えるのに対して、日本だと800円とかする。
以前日本のニュースでメロンが2万円で売られていたり、1玉50万えするスイカが売られているのを夫が見て唖然としていていたのを今でも覚えています。
果物でこんな値段するのは詐欺だ!
確かにもはや果物=ブランドみたいな感覚ありますよね。
2位 英語が話せない人が多い
今年から小学校での英語教育が必修化されてきたの日本ですが、学生の間何年間も勉強してきた英語を話せない日本人がたくさん居るのはなぜでしょうか。
夫によると
日本人はまず、英語の勉強の仕方から見直さなければいけない。彼らはすべて文法や単語、テストの出題形式を覚えればいいだけだと思っている。それでは実践では役に立たない。英語教育の根本的なところから改革必要があると思う。
確かにわたしも中・高・大学と英語を勉強していましたが、実際に話すことができるようになったのは社会人になってからです。
なぜ英語が話せるようになったのか、それは実践の場があったからです。
実際に使う状況、環境にあって初めて英語を使えるようになるのだと思います。
今の日本はとにかく文法を覚えて、定型文を覚えて、テストのために勉強を頑張るといった内容で、リスニングやスピーキングなどコミュニケーションにあまり力を入れていない印象があります。
これからオリンピックもありますし、訪日観光客も年々増加していますので、英語教育が良い方向に変わってくれることを期待します。
1位 人種差別
日本には人種差別がないと思われている方も多いようですが、日本にも人種差別は存在します。ただそれが他国と比べてわかりにくいだけだと思うんです。
例えば日本にはまだ「外国人お断り」と看板に書かれている飲食店や旅館が存在します。経営者はこれを単に「外国人が嫌いだから」という理由ではなく、おそらく「英語を話せる店員がいないから」とか「大騒ぎされたら困る」とか単なる外国の文化がわからないから怖いといった懸念から「お断り」サインを出している人も多いんじゃないかと思います。
でも考えてみてください。
イタリアへ旅行へ行きました。
レストランに入ろうとしたら「日本人お断り」と言われ入店できなかったらあなたはどんな気持ちになりますか。こんなことがイタリアであったら大問題です。警察に通報すれば一発で経営者は逮捕されるでしょう。
私と旦那が結婚して賃貸アパートを探していたときも、
「外国人お断り」の物件が多く、必然的に選択肢が限られ通常の2倍以上の期間を要しました。これも立派な人種差別にあたります。
日常生活で外国人と接することがない方にはまだまだ「見えていない」差別ですが、意外にも人種差別はあらゆる場面で存在しているのです。
さいごに
以上、旦那が思う日本の好きなところと残念なところを紹介しました。
いかがでしたでしょうか?
日本人でない人からみた日本はこんな風に映っているのかあと勉強になりました。文化の違いって面白いですね。国際結婚だと今まで当たり前だと思っていたことが覆されることがよくあるので、毎日一緒に居て飽きません♪
6月に予定していた日本への一時帰国はコロナ禍によりKLMで取っていた航空券をキャンセル(フライトのキャンセルや日時変更についてはコチラ)せざるを得なかったのですが、夫は待ちきれないらしくいつも「早く日本へ行きたいー」とつぶやいています。
早く落ち着いてくれることを願うばかりです。
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